香港ディズニーランドが2024年度に来園者数770万人という開園以来最高の記録を達成したって知っていますか?
実は香港ディズニーランドは長い間赤字に苦しんでいましたが、ついに10年ぶりの黒字化を果たしたんです!
でも一体なぜ低迷していたのか、そしてどうやって過去最高の来園者数まで回復できたのでしょうか?
香港ディズニーランドの来園者数推移を詳しく調べてみました!
香港ディズニーランドの来園者数は本当に増えているの?
香港ディズニーランドの来園者数は、確実に増加傾向にあります。
2024会計年度(2023年10月~2024年9月)の実績を見ると、来園者数が延べ770万人に達し、2005年の開園以来最高を記録しました。
さらに純利益も8億3800万香港ドル(約161億円)となり、これも開園以来の最高益なんです。
💡2024年度は過去最高の業績を達成
特に注目すべきは、この来園者数が新型コロナウイルス大流行前の2018年を上回っているという点です。
来園客の消費意欲も旺盛で、1人当たりの平均消費額は前年度より28%も増加しています。
香港ディズニーが運営する3つの直営ホテルの稼働率も73%と、前年同期比で26ポイントも改善しました。
✅海外からの来園者が前年比108%増加
来園者の内訳を見ると、中国本土からの来園者が大部分を占めていますが、海外からの来園者数も前年比108%増加と大幅に伸びているんです。
ネット上では「香港ディズニーは空いていて快適」といった声も多く聞かれます。
実際に訪れた人からは「最大60分待ち以下でかなり快適だった」という体験談もありました。
なぜ香港ディズニーランドは一時期低迷していたの?
香港ディズニーランドが長期間赤字に苦しんでいた背景には、いくつかの深刻な問題がありました。
最も大きな問題の一つが、パークの面積が他のディズニーパークに比べて狭く、アトラクション数も少ないことでした。
世界一小さなディズニーパークとも言われており、物足りなさを感じる来園者も多かったようです。
🔧過去に起きた主な問題
1. パークの規模とアトラクション不足
2. 中国本土観光客による非文明的行為
3. 入園制限をめぐるトラブル
4. サービス品質の課題
2006年には、入園制限をめぐってゲストが入園ゲートのフェンスを壊したり警備員ともみ合う暴動まで起こってしまいました。
また、一部の中国大陸観光客による傍若無人な喫煙や所構わず寝そべるなどの行為が問題となり、香港のマスコミからも批判されていたんです。
💡中国本土で上海ディズニーランド開業の影響
さらに追い打ちをかけたのが、2016年に中国本土で上海ディズニーランドが開業したことでした。
2016年から2018年にかけて三年連続で赤字に戻り、合計3.45億香港ドルの損失額になってしまったんです。
一方で、こんな意見もありました。
「確かに狭いけれど、小さな子どもを連れて行くにはちょうど良い広さだった」という声もあり、すべてが否定的だったわけではないようです。
それでも、根本的な改善が必要な状況だったのは間違いありません。
アナ雪エリアが香港ディズニー復活のきっかけになった?
香港ディズニーランドの劇的な回復の原動力となったのが、世界初のアナ雪エリア「ワールド・オブ・フローズン」の開業でした。
2023年11月にオープンしたこのエリアは、アニメ映画『アナと雪の女王』をテーマにした世界各地のディズニーランドで初めてのエリアなんです。
物語の舞台であるアレンデール王国の氷の城や城下町が美しく再現されており、多くのファンの心を掴みました。
✅アナ雪エリアの2大アトラクション
このエリアには2つの人気アトラクションがあります。
そり型コースターの「ワンダリング・オーケンズ・スライディング・スレイ」と、ボートライドの「フローズン・エバー・アフター」です。
どちらも香港内外のファンから高い評価を受けており、特に「Let it go」の曲が流れる瞬間はオーディエンスが最も盛り上がるポイントとして話題になっています。
💡世界初の魅力が集客力を大幅アップ
「世界初」という特別感が、海外からの観光客を大きく引きつけました。
実際に訪れた人からは「人生初のアナ雪エリアで感動した」「午前中で待ち時間30分くらいだった」という体験談も聞かれます。
ただし、一部では「日本のファンタジースプリングスができた今となっては以前ほど珍しくはなくなったかも」という声もあります。
それでも、アナ雪エリアが香港ディズニーの業績回復に大きく貢献したことは間違いありません。
香港ディズニーランドの魅力って何があるの?
香港ディズニーランドには、他のディズニーパークにはない独特の魅力がたくさんあります。
最大の魅力は、待ち時間が短くストレスフリーでパークを楽しめることです。
平日なら最大でも60分待ち以下で、多くのアトラクションが20~30分程度で楽しめるんです。
✅香港ディズニーランドの主な魅力
・待ち時間が短くて快適
・グリーティング天国と呼ばれるほどキャラクターとの触れ合いが豊富
・世界初のアナ雪エリア
・マーベルキャラクターのアトラクション
・コンパクトで1日で十分楽しめる
💡グリーティングが特に充実
香港ディズニーランドは「グリーティング天国」と呼ばれるほど、キャラクターグリーティングが盛んです。
急かされることなく何枚も写真を撮ってくれますし、列自体も短いため気軽に楽しめます。
パーク内にはスターバックスもあり、日本語が話せる店員さんもいるため、言語の心配も少ないんです。
一方で、「東京ディズニーランドと比べるとキャストの接客が カジュアル」という声もあります。
しかし、それも含めて香港ディズニーならではの体験として楽しんでいる人が多いようです。
🔧香港ディズニーを楽しむコツ
1. 平日に訪問すると特に空いている
2. アナ雪エリアは午前中に攻める
3. グリーティングを重視するなら最適
4. 公式アプリは日本語対応で安心
「物価が高め」という課題はありますが、それでも「日本よりコスパは良いかも」と感じる人も多いです。
今後の香港ディズニーランドはどうなっていくの?
香港ディズニーランドの今後の展望は、非常に明るいものとなっています。
2025年には20周年記念イベント「The Most Magical Party of All」が6月20日から開催予定で、さらなる集客が期待されています。
また、香港ディズニー史上最大規模の新パレード「フレンドタスティック!」も予定されており、新たな魅力の追加が続いています。
💡継続的な拡張計画が進行中
香港政府とウォルト・ディズニー・カンパニーは、段階的な面積の拡充とアトラクション数の増加を継続的に行っています。
過去には拡張計画が一度中止になったこともありましたが、現在は順調に進んでいるようです。
中国本土からの観光需要が強く、地元の来園者数も引き続き増加していることから、今後も安定した成長が見込まれているんです。
✅今後期待される要素
・20周年記念イベントによる特別体験
・新パレードの開始
・継続的な施設拡張
・海外観光客のさらなる増加
観光業界の専門家からは「アナ雪エリアの成功が今後の展開にも良い影響を与える」という分析もあります。
一方で「上海ディズニーとの競争は続く」という課題も指摘されていますが、それぞれ異なる魅力を持つパークとして共存していく可能性が高そうです。
実際に最近訪れた人からは「久しぶりの香港ディズニーは間違いなく進化していた」という感想も聞かれており、継続的な改善への取り組みが実を結んでいることがうかがえます。
香港ディズニーランドは見事に復活を遂げた
香港ディズニーランドの来園者数推移を調べてみると、見事な復活劇が見えてきました。
一時期は様々な問題で苦境に立たされていましたが、アナ雪エリアの開業を機に過去最高の770万人という来園者数を達成したんです。
待ち時間の短さやグリーティングの充実など、香港ディズニーならではの魅力も多くの人に認められているようです。
20周年記念イベントも控えており、今後さらなる成長が期待できそうですね!
香港旅行を計画している人は、ぜひ復活を遂げた香港ディズニーランドも候補に入れてみてはいかがでしょうか?