東京ディズニーリゾートでキャストとして働いている人なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
準社員から正社員になれるのかという疑問。
実は東京ディズニーリゾートには、特定の職種で社員への登用制度が存在しているんです!
詳しく調べてみました!
ディズニーキャストには社員登用制度があるの?
東京ディズニーリゾートには準社員から正社員への昇格制度があります。
ただし、すべての職種で可能というわけではなく、一部の職種に限られています。
具体的には、「テーマパークオペレーション職」と「テーマパークマネジメント職」への登用制度が用意されているんです。
この制度では、準社員(アルバイト)として経験を積み、一定の要件を満たすことで社員への道が開かれます。
でも、誰でもシンプルになれるわけではありません!
まずは準社員としてグレードアップしていく必要があるんです。
キャストにはM→A→G→I→Cというランクがあり、グレードが上がるたびに時給もアップしていきます。
社員登用試験を受けるには、グレードⅡ STAR以上に昇格していることが条件になっています。
つまり、まずは準社員として実力を証明してから、やっと挑戦できるチャンスが訪れるという仕組みなんですね。
テーマパークオペレーション社員ってどんな仕事なの?
テーマパークオペレーション社員は、テーマパークの最前線でゲストサービスに携わる重要な役割を担います。
準社員がアルバイトとして一つの職種を担当するのに対し、オペレーション社員はフルタイムで複数の職種を担当することになります。
勤務時間は実働7時間30分(別途休憩1時間)となっており、より責任のある立場で働くことになります。
キャストとしての経験を活かしながら、さらに幅広い業務に関わることができるのが魅力です。
一方、テーマパークマネジメント職は、施設の時間帯責任者として100名を超えるキャストの指導・育成を担当します。
人材育成やマネジメントのプロフェッショナルとして成長できる職種で、テーマパーク運営の中核を担う重要なポジションです。
正社員になるのはホントに難しいの?
正直なところ、ディズニーキャストから正社員への登用は「狭き門」だと言われています。
準社員からスーパーバイザーへの登用試験の難易度は決して低くないというのが現実です。
実は過去には、もっと広い範囲で社員登用制度があったそうですが、社員になった途端に異動を命じられて辞めてしまう人が多く、制度が縮小されたという経緯があります。
正社員になるということは、会社から異動を命じられても「はい」と言える覚悟が必要なんですね。
登用試験では、職務知識や勤務態度、ゲスト対応力などが総合的に評価されます。
日々の勤務で積極的に業務に取り組む姿勢はもちろん、チームをまとめる力や困難な状況での対応能力も重要なポイントになります。
さらに、ディズニーの理念やミッションを深く理解していることも求められるため、単純にスキルがあるだけでは合格は難しいでしょう。
準社員からのキャリアアップには何が必要?
準社員から正社員を目指すなら、まずはグレードアップ制度をしっかり理解することが大切です。
ディズニーキャストには、業務内容や習熟度合いに応じて昇格する仕組みがあり、上位キャストはスキル面だけでなくマインド面でも後輩をサポートする役割が求められます。
グレードI【WISH】からグレードⅡ【STAR】を目指すには、12〜18ヶ月程度の期間が必要とされています。
所属のグレードⅡの求められるスキルをすべて発揮し、安定的なパフォーマンスができること、そして本人に昇格する意思があることが基準になります。
グレードⅡになると、トレーナー資格取得への挑戦も可能になります。
トレーナーとは配属先で模範的なオペレーションを実践し、周囲のメンバーの成長を促進する重要な役割です。
このように段階的にキャリアを積み上げていくことが、最終的な正社員登用への近道といえるでしょう。
ディズニーキャストから正社員への道は確実にある
調べてみて分かったのは、ディズニーキャストから正社員になる道は確実に存在するということ。
ただし、それは決してシンプルな道のりではありません。
まずは準社員として実績を積み、グレードアップを重ね、ディズニーの理念を深く理解することが必要です。
狭き門ではありますが、ホントにディズニーで働き続けたいという強い意志があれば、挑戦する価値は十分にあると思います。