ディズニーキャストは何人くらい働いているのかと気になったので、調べてみました!
東京ディズニーリゾートには約1万9千人のキャストが働いており、その中の約9割がアルバイトとして活躍しているのは驚きですね。
パークを支える大勢のキャストたちの実情について詳しく見てみました!
東京ディズニーリゾートのキャスト総数はどれくらい?
東京ディズニーリゾートで働くキャストは全体で約1万9千人となっています。
オリエンタルランドの公式データによると、2022年3月31日時点では社員が5,409人、準社員(アルバイト)が13,669人の合計19,078人という数字が出ています。
これらのキャストたちは東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、そして関連施設で勤務しており、単純計算すると1パークにつき約7,500人のキャストが配置されていることになります。
ただし365日運営されているパークで、全員が毎日勤務しているわけではありません。
実際の勤務体制を考慮すると、月20日勤務として計算した場合、1パーク1日あたり約5,000人弱のキャストが働いていると推定されます。
正社員とアルバイトの割合はどうなっているの?
東京ディズニーリゾートの特徴として、キャストの約9割がアルバイト(準社員)として働いていることが挙げられます。
2022年のデータでは、正社員が約5,400人に対し、アルバイトが約13,700人となっており、非正規雇用が圧倒的に多い構造です。
この中には現場を束ねる契約社員(テーマパーク社員)も含まれており、正規雇用の社員は全体の1割程度という珍しい組織運営となっています。
それでも高品質なサービスが提供できているのは、しっかりとした教育制度と企業文化があるからこそです。
毎年約8,000人のキャストが退職するため、人の変動が激しく常に募集が行われている状況でもあります。
コロナ禍でキャスト数にどんな変化があったの?
新型コロナウイルスの影響により、東京ディズニーリゾートのキャスト数は大幅に減少しました。
コロナ禍以前の2019年度には合計22,037人のキャストが働いていましたが、2020年度には13,817人まで減少し、約37.3%の大幅な減少となっています。
特に臨時雇用者(アルバイト)の減少が顕著で、2019年度の16,280人から2020年度には7,424人へと半分以下になりました。
その後2021年度には少し回復したものの、2022年3月末時点ではコロナ前の7割を下回る人数でパークが運営されていました。
入園者数の回復が進む中、キャスト1人あたりの負担が増加している可能性も指摘されており、今後の人材確保が課題となっています。
キャストにはどんな職種があるの?
東京ディズニーリゾートには多種多様なキャストの職種が存在します。
最も有名なのはアトラクションキャストですが、実際にはもっと幅広い仕事があります。
・アトラクションキャスト(アトラクション運営)
・ショーキャスト(パレード誘導)
・カストーディアルキャスト(清掃業務)
・マーチャンダイズキャスト(ギフトショップ販売)
・フードサービスキャスト(レストラン接客)
・カリナリーキャスト(調理業務)
・ゲストリレーションキャスト(ゲスト対応)
・セキュリティキャスト(警備業務)
その他にもヘアアンドメイクアップキャスト、ナースキャスト、ファイヤーキャストなど専門性の高い職種も存在し、数え切れないほど多くの役割があります。
接客が得意でない方でも、清掃業務や事務作業など裏方の仕事を選ぶことができるのが特徴です。
ディズニーキャストの働く環境と待遇について
東京ディズニーリゾートのキャストたちは「夢の国を支える演者」として特別な環境で働いています。
アルバイトであっても時給は1,000円から1,350円程度で、専門的な知識が必要な職種には調整給が加算されます。
アルバイトには珍しく賞与制度があり、労働時間に応じて最大月2万円が支給されるのも魅力的です。
交通費も月最大5万円まで支給され、優待パスポートやキャスト価格での商品購入など特典も充実しています。
6時から24時の間で5~8時間の勤務時間を設定でき、シフトの融通が利きやすいのも学生や主婦層に人気の理由となっています。
教育制度やグレードアップ制度も整備されており、アルバイトからでもキャリアアップを目指せる環境が整っています。
ディズニーキャストの魅力と今後の展望
東京ディズニーリゾートにはホントにたくさんのキャストが働いていて、その多くがアルバイトながらも素晴らしいサービスを提供しているのがすごいですよね。
コロナ禍で人数は減少しましたが、それでも約1万9千人という大規模な組織で夢の国を支えているのは感動的です!