ピクサー映画を見る時、必ず最初に登場するあの可愛いランプを見たことがありますよね?
「PIXAR」の「I」の文字の上をピョンピョン跳ねて、最後にその「I」を踏み潰してしまう愛らしい電気スタンドです!
このランプには、実はちゃんとした名前があって、ピクサーの歴史にとってもすごく大切な存在なんです。
今回は、あの跳ねるランプの正体と、ピクサーとの深い関係について調べてみました!
ピクサーの最初に出てくるランプの名前は「ルクソーJr.」
ピクサー映画の冒頭に登場する電気スタンドの名前は「ルクソーJr.」といいます。
単なるロゴアニメーションではなく、きちんとしたキャラクター名が付けられているんですね!
ルクソーJr.は、ピクサーにとってかけがえのない存在で、会社のマスコットキャラクターとしての役割も果たしています。
💡ルクソーJr.の特徴
1. 白い電気スタンドの形をしている
2. まるで生き物のように動き回る
3. 好奇心旺盛で元気いっぱい
4. ピクサーの「I」の文字を踏み潰すのが定番
ネット上では「あのランプ、名前があったんだ!」という驚きの声も多く見かけます。
実際に、多くの人がピクサー映画は見ているけれど、ランプの名前までは知らなかったようです。
ルクソーJr.の誕生は1986年の短編映画から
ルクソーJr.が最初に登場したのは、1986年に制作された短編映画「ルクソーJr.」です。
この作品は、ジョン・ラセターがピクサー・アニメーション・スタジオで初めて監督を務めた記念すべき作品でもあります。
わずか2分という短い映画ですが、CGアニメーション史にとてつもなく大きな影響を与えました。
映画の内容は、大きな電気スタンド「ルクソー」と、その子供である「ルクソーJr.」がボール遊びをするというシンプルなストーリーです。
しかし、この単純な設定の中に、電気スタンドが生き物のように動き回る革新的な技術が詰め込まれていました。
🔧「ルクソーJr.」のすごいところ
1. CGアニメーション映画として初めてアカデミー賞にノミネート
2. ベルリン国際映画祭で短編部門の銀熊賞を受賞
3. 2014年にアメリカ国立フィルム登録簿に登録
4. コンピューター技術のデモンストレーションとしても活用
当時、ピクサーは医療や政府機関向けのコンピューター開発会社でした。
アニメ制作に関わっていたのは、ジョン・ラセターを含めてたった5人だけだったんです。
ピクサーとスティーブ・ジョブズとの深い関係
ルクソーJr.の誕生には、あのスティーブ・ジョブズも深く関わっています。
1986年にAppleを離れたジョブズが、ルーカスフィルムからピクサーを買収して独立させたのがきっかけでした。
当初のピクサーは、CG制作用の専用コンピューターを企業や政府に販売することを目的としていました。
「ルクソーJr.」は、実は自社製品の性能をアピールするための宣伝映画として制作されたものです。
ところが、この宣伝映画が予想以上の反響を呼び、ピクサーの方向性を大きく変えることになります。
一方で「CGよりも従来のアニメーションの方が温かみがある」といった反対意見もあったようです。
それでも、ルクソーJr.の愛らしい動きは多くの人の心を掴み、CGアニメーションの可能性を世界に示しました。
✅ピクサーの変遷
・ルーカスフィルムのCG部門として誕生
・ジョブズが買収して独立
・ハードウェア販売からアニメ制作会社へ
・ディズニーの傘下となり現在に至る
ジョブズはこの買収により、後にディズニーの筆頭株主にもなりました。
現在もピクサー作品の顔として活躍中
1995年の「トイ・ストーリー」以降、ルクソーJr.はピクサー映画のオープニングロゴとして毎回登場するようになりました。
今でも変わらず、映画の冒頭で元気いっぱいに跳ね回り、観客を楽しませてくれています。
単なるロゴアニメーションを超えて、ピクサーの象徴的存在として愛され続けているんです。
ピクサー作品には、赤い星と青いラインが描かれたボールが登場したり、他作品のキャラクターがカメオ出演したりする遊び心があります。
ルクソーJr.も、そうしたピクサーらしい演出の一つとして、ファンに親しまれています。
「毎回あのランプを見ると、いよいよピクサー映画が始まるってワクワクする」という声も多く聞かれます。
実際に、ルクソーJr.の登場は観客にとって特別な意味を持つようになっているんですね。
愛され続けるルクソーJr.はピクサーの原点
ピクサー映画の最初に出てくるあの可愛いランプは、「ルクソーJr.」という名前を持つ大切なキャラクターでした。
1986年の短編映画から始まった彼の物語は、CGアニメーション史を変える大きな出来事だったんです。
ルクソーJr.は単なるロゴではなく、ピクサーの歴史そのものを表す象徴的存在として、今後も私たちを楽しませてくれることでしょう!
次にピクサー映画を見る時は、冒頭のルクソーJr.にも注目してみてくださいね?