ホーンテッドマンションを体験していると、水晶玉の中で何やら早口で話している女性に出会いますよね!
あの神秘的な女性マダムレオタが唱えている言葉、実は深い意味を持つ呪文だったんです。
一体どんな内容を話しているのか、そしてなぜ霊を呼び起こそうとしているのか、気になって調べてみました!
マダムレオタが唱えている呪文の正体とは?
ホーンテッドマンション中盤で登場する水晶玉の中の女性、マダムレオタが唱えているのは霊を呼び起こすための降霊術の呪文です。
彼女は偉大な霊媒師として知られており、あの部屋で降霊会を開催している真っ最中なんです。
マダムレオタの部屋は「降霊会が行われる部屋」とも呼ばれていて、私たちゲストはその降霊術会の参加者として扱われているんです。
つまり、あの早口で話している内容は、単なる独り言ではなく、霊の世界との交信を試みる重要な儀式だったわけですね。
彼女が水晶玉の中から唱える呪文によって、館内の亡霊たちが姿を現すという設定になっています。
アトラクションを体験していて、マダムレオタの部屋を通過した後により多くの霊たちが現れるのも、この呪文の効果という演出なんです!
呪文の英語と日本語訳はどうなってる?
マダムレオタが唱えている呪文の英語版は以下の通りです。
・Serpents and spiders, tail of a rat.
・Call in the spirits wherever they’re at.
・Rap on the table. It’s time to respond.
・Send us a message from somewhere beyond.
・Goblins and ghoulies from last Halloween.
・Awaken the spirits with your tambourine.
・Creepies and crawlies, toads in a pond.
・Let there be music from regions beyond.
・Wizards and witches, wherever you dwell.
・Give us a hint by ringing a bell.
この呪文を日本語に訳すと、こんな意味になります。
・ヘビよ蜘蛛よ ネズミの尾よ
・霊魂たちを呼び起こせ いずこからなりとも
・テーブルを叩け 今こそ応えるとき
・我らにメッセージを 彼方より送れ
・ハロウィンの名残の子鬼たちに悪霊たちよ
・タンバリンの音で霊魂たちを目覚めさせよ
・のたうつ虫たちよ 池のカエルたちよ
・彼方の地の音楽を奏でよ
・魔法使いたちよ 魔女たちよ いぞこに住まおうとも
・我らに手がかりを与えよ ベルを鳴らして
なかなかミステリアスな内容ですよね。
蛇や蜘蛛といった生き物から、魔法使いや魔女まで、あらゆる存在に呼びかけているのがわかります!
なぜマダムレオタは水晶玉の中にいるの?
マダムレオタが水晶玉の中に閉じ込められているのには、実は悲しい物語があります。
彼女は元々、ホーンテッドマンションの持ち主であるマスター・グレイシーに雇われた降霊術師でした。
マスター・グレイシーは亡くなった妻に会いたい一心で、マダムレオタに連日降霊術を依頼していました。
しかし、マダムレオタは次第に邪悪な存在となり、館の住人たちに危険を及ぼすようになったんです。
最終的に、マダムレオタはマスター・グレイシーを水晶玉に閉じ込める呪文を唱え始めました。
しかし、恐怖に駆られたマスター・グレイシーが先に自らの意思でこの世を去ってしまったため、対象者を失った呪文はマダムレオタ自身に跳ね返り、彼女が水晶玉の中に閉じ込められてしまったのです。
なんとも皮肉な結末ですが、現在も彼女は水晶玉の中から降霊術を続けているというわけなんですね。
呪文でホントに霊が呼び起こされるの?
マダムレオタの呪文が実際に効果を発揮しているかというと、アトラクションの設定上では確実に機能しているようです!
彼女は「霊魂に肉体を与えるという特別な才能を持っている」とされています。
実際に、マダムレオタの部屋を通過した後のエリアでは、舞踏会で踊る霊たちや様々な亡霊たちが次々と登場しますよね。
これらは全て彼女の降霊術によって呼び起こされた存在という設定になっています。
映画版でも、マダムレオタは933人もの霊をホーンテッドマンションに呼び寄せたとされており、彼女の霊媒師としての力の強さが描かれています。
ただし、呼び起こされる霊が必ずしも良い存在ばかりではないところが、ホーンテッドマンションの不思議で怖ーい雰囲気を演出しているポイントでもありますね!
彼女の呪文は単なる演出ではなく、物語上では確実に超常現象を引き起こしている重要な要素なんです。
マダムレオタの呪文には深い物語が隠されている
マダムレオタが唱える呪文について調べてみると、単なるアトラクションの演出を超えた深いストーリーが隠されていることがわかりました。
英語で早口に唱えられる呪文は、霊の世界とのコミュニケーションを図る降霊術の言葉で、館内の亡霊たちを呼び起こす重要な役割を果たしているんです。
彼女自身が水晶玉に閉じ込められた悲しい過去を持ちながらも、今なお降霊術を続けているという設定が、ホーンテッドマンションの奥深い世界観を作り上げているんだなと感じました。
次回アトラクションを体験する際は、マダムレオタの呪文にもぜひ耳を傾けてみてくださいね!