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こんにちは、マルです☆
マルのディズニー原体験は1998年です(初めて行ったのかどうかは分からないです)。その時、ディズニーランドでは「ビバマジック」というキャッスルショーが行われていました。マルはまだ子供でしたが、そのキャッスルショーの出来が素晴らしくて素晴らしくて、それがマルを「ディズニー好き」にする要因の、大きな一つでした。
最近のディズニーには、そういった意味で考えると不満を感じるところがあります。
最近のディズニーランドにはキャッスルショーが少ない
最近、ディズニーランドではキャッスルショーがありません。爽涼鼓舞が比較的最近にあったキャッスルショーであり、夜の回はかなりデキも良くて見る度に興奮していたのですが(あれも毎回同じストーリーで完結している方がいい気はしましたが)、現在では「雅涼群舞」となってキャッスルショーではなくなりました。
何故キャッスルショーをやらないのでしょうか?キャッスルショーを行うシンデレラ城はディズニーランドのシンボルであり、そこで目玉となるショーを行う事には意味があると思います。
お金の問題でしょうか?多分そうな気がします。最近のディズニーは「利益優先」であるという話も聞きます。企業であればそれは当然です。株主もそれを望むでしょう。しかし第一にゲストとして、「なんか今年のショーは節約志向ですな」とは思いたくないのです。
キャッスルショーはゲストの心を掴むパワーがある
キャッスルショーにはメリットがあります。お金がかかるとしても、それを越えるくらいのメリットがある気がします。金額にもよるでしょうしその辺りは全然分かりませんが、昔は出来ていて今は出来ない道理はないと思います。パークの動員数が減っている訳ではないですよね。
キャッスルショーのメリット、それは「ゲストの心を掴むパワーがある」事です。キャラクターによるグリーティングにもたくさんの列は集まりますが、それは「すでにディズニーを好きな人」が集まるところです。
キャッスルショーは「付き合いでディズニーに来た人」の心を掴む事が出来ます。1998年のマルがまさにそうでした。キャッスルショーの「スケール」「ストーリー」「音楽」「キャラクター」全てがミックスされて、素晴らしい感動体験を生むのです。これはディズニーファンであるかどうかに関係のない感動です。そしてこの感動は、新しいディズニーファンを生むでしょう。
今現在であれば、「ビッグバンドビート」はキャッスルショーに近い感動を生んでいると感じます。あれも素晴らしいです。高揚感はがすごくあります。ミッキーのドラムの辺りからかっこよくて泣いちゃいます。
エンターテイメント忘れて欲しくない
要するにキャッスルショーの役割とは「スノボを滑るガチャピン」みたいなもので、「ディズニーの皮を被った別のエンターテイメント」を見せる事だと思います。「ディズニーが好きでない人の心を掴む」にはストーリー性の高いエンターテイメントが有効です。もちろん、ディズニーの世界観を崩さない必要は当然ありますが、それでも出来る事はたくさんあるはずです。
今のパークは、どうしても「キャラクター優先」「作品名優先」に見えます。ディズニーリゾートは、「ヒットしたディズニー作品のキャラクターのアトラクションやグリーティングが楽しめるところ」というだけではないはずです。
個人的にはシーのストームライダーがなくなったのはすごく残念でした。その後のニモのアトラクションが素晴らしいものである事を期待しますが、今後「キャラクターや作品の関係していないアトラクション」を排除する流れは続きそうですね。なんだか「子供っぽいだけの遊園地」になってしまいそうで怖いのですが。(ディズニー自体子供っぽい!と言われたら言い返す気はないですが、そうでない魅力があることは、ディズニーファンの方なら分かると思います)
次代のディズニーファンを作る為にも、そして昔からのディズニーファンの為にも、「子供の為の分かりやすいパーク」って感じではなくて、それでは「大人になったら卒業」されてしまいますから、そうではなくて、マルとしては「ディズニーキャラクター」×「なんかすごいエンターテイメント」のかけ算を見たいなあと思ったりするのです。もちろんキャッスルショーで。
写真を撮るのを忘れるほどのショーを。
見ていて訳も分からず涙が流れるほどのショーを。
終わっても呆然としてしばらく動けないほどのショーを。
また見せてくれたら嬉しいです〜。