子どもの頃に運転の楽しさを教えてくれたグランドサーキット・レースウェイ!
34年間も愛され続けたこのアトラクションが終了してしまったとき、「あの場所はいったいどうなるんだろう?」って気になりませんでしたか?
実は跡地には、映画の世界に入り込んだような素敵な新エリアが誕生していたんです。
今回はグランドサーキット・レースウェイの跡地がどんな風に生まれ変わったのか、詳しく調べてみました!
グランドサーキット・レースウェイってどんなアトラクションだったの?
グランドサーキット・レースウェイは、東京ディズニーランドが開園した1983年4月15日から運営されていたゴーカートアトラクションでした。
トゥモローランドエリアにあったこのアトラクションでは、本格的なサーキットコースで車の運転体験ができて、多くの子どもたちが初めてハンドルを握る記念すべき場所でもありましたね。
当初はもっと長いコースだったんですが、1994年にトゥーンタウンができるときにコースが短くなりました。
それでも変わらず人気で、家族みんなで楽しめるアトラクションとして長年親しまれていたんです。
ブリヂストンがスポンサーを務めていて、まさに「車」をテーマにしたアトラクションらしい演出でしたよね。
なぜクローズすることになったの?
グランドサーキット・レースウェイがクローズした理由は、東京ディズニーランドの大規模開発計画にありました。
2014年にファンタジーランドの再開発計画が発表され、新しいエリアを作るためにはどうしても広い土地が必要だったんです。
グランドサーキット・レースウェイは確かに楽しいアトラクションでしたが、コースが広大な敷地を使っていました。
パークがもっと魅力的に進化するためには、この土地を有効活用する必要があったんですね。
そのため2017年1月11日に、34年間という長い歴史に幕を下ろすことになりました。
最終日には「ファイナルラップ・キャンペーン」も開催されて、多くのゲストが最後のドライブを楽しんでいました。
きっと思い出がいっぱい詰まったアトラクションだったからこそ、お別れはとても寂しかったでしょうね。
跡地には何ができたの?
グランドサーキット・レースウェイの跡地は、2020年9月28日に「ニューファンタジーランド」として生まれ変わりました!
新しいエリアには、映画の世界そのものを体験できる素晴らしい施設がたくさんできたんです。
メインとなるのは美女と野獣エリアで、ベルと野獣が住むお城や村が再現されています。
ここには日本オリジナルの大型アトラクション「美女と野獣”魔法のものがたり”」があって、まるで映画の中に入り込んだような体験ができるんです。
また、ベイマックスをテーマにしたアトラクションもトゥモローランドにオープンしました。
さらに、東京ディズニーランド初となる屋内シアターも誕生しています。
・美女と野獣エリア(アトラクション、レストラン、ショップ)
・ベイマックスのアトラクション
・屋内型劇場
・ポップコーン専門店
これらの新施設によって、グランドサーキット・レースウェイがあった場所は、より多くの人が楽しめる魅力的なエリアに変わったんです。
総投資額は約750億円という大規模プロジェクトでした!
新しいエリアは昔の思い出を大切にしながら進化している
グランドサーキット・レースウェイがなくなってしまったのは確かに寂しいことですが、跡地に誕生した新エリアはホントに素晴らしい場所になっています。
美女と野獣の世界やベイマックスの世界など、新しい映画体験ができるようになったのは嬉しいですよね。
昔グランドサーキット・レースウェイで車を運転した思い出は、きっと多くの人の心に残り続けるでしょう。
そして今度は、その場所で新しい家族の思い出が作られているんです。
パークは常に進化し続けているからこそ、いつ行っても新鮮な驚きと感動を与えてくれるんだなって改めて感じました。