ピクサー映画の最初に出てくるランプは何者?

ピクサー映画の冒頭でPIXARのロゴと一緒に登場する、あの愛らしいランプって気になりませんか?

実はこのランプには、「ルクソーJr.」という立派な名前があるんです!

しかも、ただのロゴキャラクターではなく、ピクサーの歴史にとってすごく重要な存在なんですよ。

今回は、このランプの正体や誕生秘話について調べてみました!

ランプの名前は「ルクソーJr.」

ピクサー映画の冒頭で「I」の文字の上をピョンピョン飛び跳ねるあのランプは、「ルクソーJr.(ルクソージュニア)」という名前なんです。

このルクソーJr.は、1986年にピクサー・アニメーション・スタジオが制作した短編CG映画『ルクソーJr.』の主人公として誕生しました。

監督を務めたのは、後に『トイ・ストーリー』や『カーズ』などの名作を手がけることになるジョン・ラセターです。

📌 ルクソーJr.の基本情報

・正式名称:ルクソーJr.(Luxo Jr.)

・初登場:1986年の短編映画『ルクソーJr.』

・監督:ジョン・ラセター

・モデル:イギリスのアングルポイズ社製デスクランプ

面白いことに、ジョン・ラセターが作品のアイデアを考えているときに、ふと目の前にあった電気スタンドが目に入ったことから生まれたキャラクターなんですって!

CGアニメの歴史を変えた記念すべき作品

『ルクソーJr.』は、ただの短編映画ではありません。

CGアニメとして初めてアカデミー賞にノミネートされた歴史的な作品なんです!

当時のピクサーは、今のようなアニメ制作会社ではなく、医療機関や政府を相手にコンピューターグラフィックスの機材を販売する会社でした。

120人いる従業員のうち、アニメ制作に関わっていたのはジョン・ラセターを含めてたった5人だけだったそうです。

💡 技術デモから始まった奇跡

『ルクソーJr.』は最初、映像処理技術のデモ用として作られました。

1986年8月17日にコンピューターグラフィックス技術展示会「SIGGRAPH」で初公開されたんです。

電気スタンドの物理的な特徴を生かしつつ、まるで生きているかのように柔らかく飛び跳ねる動きは、多くの人を驚かせました。

この革新的な技術が評価されて、第59回アカデミー賞の短編アニメ部門にノミネートされることになったんです。

CGアニメの存在と可能性が世界中に知られるきっかけとなった、まさに記念碑的な作品ですね!

ピクサーのマスコットキャラクターに

『ルクソーJr.』の成功によって、ルクソーJr.はピクサーの顔となりました。

ピクサー映画の冒頭ロゴに必ず登場するマスコットキャラクターとして、現在でも愛され続けています。

PIXARの「I」の文字を踏み潰そうとする仕草が本当に愛らしいですよね!

ルクソーJr.が登場する場面

・すべてのピクサー映画の冒頭ロゴ

・ピクサー作品のどこかに「電気スタンドが照らすボール」として登場

・記念碑的な意味として様々な場面で使用

実は、ピクサー作品には必ずルクソーJr.に関連する何かが隠されているって知っていましたか?

「電気スタンドが照らすボール」という要素が、どこかのシーンに必ず登場するんです。

次にピクサー映画を見るときは、ルクソーJr.の痕跡を探してみるのも楽しそうですね!

ピクサーの原点となった特別な存在

ルクソーJr.は、単なるキャラクターを超えた存在なんです。

ピクサーがアニメ制作会社として歩み始めるきっかけとなった、まさに原点と言えるでしょう。

ジョン・ラセターにとっても、ピクサーで初めて監督した思い入れの強い作品です。

そんな特別な意味を持つルクソーJr.だからこそ、今でもピクサー映画の冒頭に登場し続けているんですね!

次にピクサー映画を見るときは、あのランプに込められた歴史と想いを感じながら楽しんでください!