東京ディズニーランドに入園して最初に通るワールドバザール。
そこにはシンデレラ城をより壮大に見せる巧妙な視覚効果がたくさん隠されているんです!
建物の高さや道の幅まで、すべてが計算し尽くされた魔法のような仕掛けになっているって知っていましたか?
今回はワールドバザールに隠された視覚効果の秘密について調べてみました!
ワールドバザールの建物が実際より高く見えるのはなぜ?
ワールドバザールを歩いていると、両側に立ち並ぶ建物がとても高く感じられませんか?
実はこれ、「強化遠近法」という技術を使った視覚効果なんです。
建物の各階の高さをよく見てみると、1階を100%とした場合、2階は約70%、3階は約30%のサイズで作られています。
つまり上に行けば行くほど、窓やレンガのサイズが小さくなっているんですね。
この縮尺の違いによって、建物が実際の高さよりもずっと高く見える錯覚が生まれているんです。
普通に歩いているだけでは気づきにくいのですが、立ち止まって建物を見上げてみると、確かに窓の大きさが違うことが分かります。
この巧妙な仕掛けのおかげで、ワールドバザール全体がより開放的で壮大な空間に感じられるようになっているんですよ。
シンデレラ城がより大きく見える工夫とは?
ワールドバザールを抜けた先に現れるシンデレラ城も、同じような視覚効果が使われています。
実際の高さは51メートルなのですが、多くの人がもっと高いと感じるのではないでしょうか?
シンデレラ城では石垣やタイルの大きさが、上に行くほど小さく作られているんです。
お城の土台部分は大きなレンガを使い、上の方は小さなレンガを使用することで、下から見上げた時に実際より高く、壮大に見える効果を生み出しています。
さらに窓の大きさも階数が上になるにつれて小さくなっていて、尖塔の配置も工夫されています。
これらすべてが組み合わさることで、5階建ての建物がまるでもっと高い建物のように錯覚してしまうんですね。
道の幅にも隠された仕掛けがあるって本当?
ワールドバザールには建物だけでなく、道の構造にも不思議な仕掛けが隠されています。
実は、ワールドバザールの道幅は均等ではなく、入口側の方が広くて、シンデレラ城に向かうにつれて少しずつ狭くなっているんです。
この道幅の変化によって、シンデレラ城までの距離が実際よりも長く見える錯覚が生まれます。
行きはワクワクした気持ちを長く保ちながら歩けて、帰りは逆に出口が近く見えるので気持ち的に楽になるという効果もあるんだとか。
また、ワールドバザールの出口付近で売られているカラフルなバルーンも、実は視界に入ることで遠近感に一役買っているという話もあります。
こんな細かいところまで計算されているなんて、本当にすごいですよね。
入口からシンデレラ城まで続く視覚マジック
ワールドバザールの視覚効果は入口から始まっているんです。
まず、入口には東京ディズニーランドのロゴが記された看板が目線より高めの位置にあって、ゲストの視線を上向きにさせます。
その後、上向きになった視線で低いレンガのアーチをくぐり抜けることで、アーチの高さがより低く感じられるんです。
そして狭いアーチを抜けてワールドバザールの開けた空間に出ると、本来室内では体感できないような迫力を感じることになります。
最後に出口を抜けると、今まで視界を遮っていた建物がなくなって、シンデレラ城の存在がゲストの中で物凄く迫力のあるものになる仕掛けになっているんです。
まさに段階的に感動を高めていく、計算し尽くされた演出ですよね。
ワールドバザールは魔法にかけられた特別な空間
調べてみて分かったのは、ワールドバザールには本当にたくさんの視覚効果が隠されているということでした。
建物の縮尺から道の幅、入口の構造まで、すべてがゲストにより素晴らしい体験をプレゼントするために作られているんですね。
普段何気なく歩いている場所にも、これだけの工夫と魔法が込められているなんて驚きです。
次回ディズニーランドを訪れる時は、ぜひこの視覚効果を意識して歩いてみてください。
きっといつもとは違った発見や感動があると思いますよ!